約 2,662,340 件
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/564.html
台詞:TOWなりきりダンジョン3 味方 敵 味方 フリオ キャロ ブラウン博士 ホワイト博士 敵 ポニー クライト ジャババ
https://w.atwiki.jp/naridan_x/pages/185.html
攻略チャート1 (クロスエディション) 攻略チャート1 (クロスエディション)プロローグ トーティス村 ワールドマップ 南の森 トーティス村 ユークリッド山道 ユークリッドの都 地下牢~地下水路 モリスンの家 地下墓地攻略チャート2 (クロスエディション)へ プロローグ いつものご先祖4人。 ダオスの時空転移イベント中にロンドリーネのキャスト紹介が追加された。 トーティス村 チェスターが仲間になり自由行動可能に 母のお見舞いクレスの家の2階にいるクレスの母・マリアのそばに行くと発生。 クレスとチェスターが家族について話す。 アミィのプレゼントチェスターの家の2階にいるアミィに話しかけると発生。 貴重品「マスコット」と「アップルグミ」を入手。 家の1Fでマーボーカレーを食べるとHP/TP全回復 宿屋のおばあちゃんから頼まれごとブッシュベイビーの置物を動かし、廊下の突き当りまで押すと10ガルド入手。 おばあちゃんに話しかける前にブッシュベイビーの置物を移動させるとアップルグミが入手できる。 道具屋で「りんご」を貰う「りんご」をアミィに渡すと、チェスターの称号「やさしいあにき」入手。 基本的にこれら全て時限イベントなのでこなしておくと良い、サブイベントをこなしたらトーティス村の南にある森へ ワールドマップ 散策して経験値 お金稼ぎができるPS版と違って街の北(ユークリッド山道)方向へは進めない。 よってこの時点でユークリッドの街まで行くことができなくなった。(チェスターに止められる) やることが済んだら村の南へ 南の森 イノシシを追いかける。枯れた木のそばまで行くとイベント後に「ボア1体、ボアチャイルド3体」と戦闘になる。 ボア(大きい方)を倒すと戦闘終了。 森の中にあるアイテムは片方取ってから画面が切り替わると、もう片方が消える。必ず2つとってから画面を切り替えること。宝箱アップルグミ ライフボトル ボア戦後、鐘の音が鳴るので、トーティス村へ戻る。 トーティス村 剣術道場前でイベント道場2Fの暖炉にナイツサーベルが落ちいてる。 PS仕様と同様、イベントで没収されることはない(地下水路攻略後に返ってくる)。 ここでチェスターが一時離脱、北のユークリッドの都へ ユークリッド山道 分かれ道を北に進むとアイテムがある。北への道はエンカウント率が高くなっている銅像は○を押しながら方向キーで押したり引いたりできる アイテムが必要ない場合は、分かれ道を西へ進むと早く着く。 宝箱オレンジグミ ライフボトル ユークリッドの都 料理『ロールキャベツ』を教えてくれるシェフがいる。ここでしか入手できないので忘れずに教わろう。 北西にある伯父の家に入るとイベント伯父に話しかけ、休むとイベントが進む。 地下牢~地下水路 地下牢の脱出牢屋の壁の穴を調べ、10秒ほど待つ。 女性の声に従い、牢屋から脱出する。 「ロングソード」を回収して装備する。 右の牢屋に行くとミントが加入。 地下水路への入り口をバトルアクスでこじ開ける。 「バトルアクス」を回収して装備する。バトルアクスはどうあがいても壊れてしまう。 地下水路を進む。地下水路奥で「クレイデーモン」と戦闘。奪われていた装備品が戻ってくる。 外に出てしまうと二度とこのダンジョンに入れないので、アイテムをとり逃さないように。 宝箱 地下牢チーズ ロングソード 地下水路1000ガルド アップルグミ×2 ウッドシールド セボリー レイピア レモングミ モリスンの家 チェスターと合流し、地下墓地へ向かう。 入口に行商人がいる。 料理を教わる『ちゃわんむし』 地下墓地 入ってすぐ右でイベント、クレスが奥義『魔神飛燕脚』を習得。 棺を調べるとマミーが出てくる。倒すと各種アイテムを入手できるので、倒しておくとお得。 ロンドリーネとの顔合わせイベント。ロンドリーネは、クレス達と会うのはこれで2度目らしい。 石像がいっぱいあるところの右から二番目の裏を調べるとアイテム出現。 スイッチの上にゴーレムを倒して押していって置くと"レイスルビー"が手に入る。 レイスルビーで扉を開き進んでいく。 最後のセーブポイント後、ゴーレム×2に挟まれた状態で戦闘。挟まれた状態では不利なので、クレスだけバックステップで逃げてから集合をかけると左端に味方・右側に敵の構図を作れる。 奥に行くとイベント、過去編へ。 宝箱 宝箱洞窟ミックスグミ 地下墓地 B3棺桶アワーグラス スペクタクルズ チェインメイル プロテクトリング ルーンボトル 地下墓地B4~アップルグミ オレンジグミ サーベル セージ チーズ ×2 チェインメイル パナシーアボトル ミックスグミ ミルク レイスルビー 溶岩地帯ミルク ラビットシンボル ラベンダー リバースドール エリクシール 攻略チャート2 (クロスエディション)へ
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1159.html
テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン ・要約版:要約スレpart2-868,871,875 ・詳細版:part7-407~419,421~422 868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 12 31 37 ID qCZLQR0J0 テイルズオブファンタジア なりきりだんじょん プレイヤーであるあなたが拾った双子の赤ん坊ディオとメルは成長するも、 本当の自分が無いのでもう少し経つと消滅してしまうと精霊ノルンが言うので、精霊の試練を受けることに 時空を越え、ダオスを倒した勇者達からの話、ダオスの話などを聞き、精霊の試練を終える しかし本当の試練はこれからだった、明らかになっていく双子の過去 戦争状態にあった二つの小国は大国の王ダオスの調停を無視 敗戦の色濃い国で、ディオスは将軍である養父の命により、 双子で科学者のメルティアが探究心と好奇心から作りあげた魔科学兵器を発動させ、 二つの国は消滅、世界のマナは急速に失われ、大樹カーラーンは枯れた ダオスの尽力により、カーラーンは復活、同時にカーラーンの精霊でラタトスクの隠し子ことノルンも復活 しかし人間の業を見たノルンは、人の本質は善か悪かを見定めるために、 いわば親となったマーテルの世界で、双子の魂を転生させたのだった 心を鍛え、自分達の王であるダオスの残留思念と邂逅し、自分というものを持った双子 それでも双子は過去に縛られた自分と向き合い消すのではなく受け止め同化 それは過去に起きた死亡という事実を受け入れることでもある、あなたにありがとうと残し双子は消えた あなたは双子の赤ん坊を拾う、それは懐かしい面影を持つ双子 871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 19 51 09 ID L7EouQ5Q0 868 ラタトスクとかの設定はこの時既にあったんだな 乙 875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 00 00 46 ID ZwUIKelK0 871 ゴメン、勝手に追加してたw 407 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 16 ID 7OCPgOTz 1 星が降るようなきれいな空の夜。 空から本当に降った星を見に行ったあなたは、そこで双子の赤ちゃんを見つけます。 あなたは色々と手を尽くして捜しましたが、二人の親は見つかりませんでした。 あなたは二人の面倒を見ることを決め、女の子に『メル』、男の子に『ディオ』と名付けるのでした。 2 ~アセリア暦4408年~ 13年の月日が流れた二人はすくすくと成長しました。 彼らは、他の人には無い特別な力を持っていたのです。 それは、コスチュームを着ることによって潜在能力を高め、そのものになりきる力、『なりきり師』と呼ばれるもの。 彼らはその力を用いて、他人の手伝いを仕事としていました。 ある日、ディオは山で変わった動物を拾ってきました。 「クルール!クルール!」 星のしるしのついたこの動物は、その鳴き声から『クルール』と名付けられました。 彼らが出かけようとしたとき、突然翼を持つ女性が現れました。 「私は、ノルン・・・あなた達は、黒き運命と共に生まれました・・・」 彼らが生まれながらに罪を背負った存在であると言うノルン。 彼女は『塔』の上にいるという時空戦士の一人と会え、と言い残し消えました。 408 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 18 ID 7OCPgOTz 3 「ふっふっふ、よくぞ来た・・・あたしが、この塔の、主じゃ!・・・なんちゃって!」 『魔女っ娘の塔』の最上階にいたのは時空戦士の一人、アーチェ・クライン。そこに再びノルンが現れます。 12の精霊による『精霊の試練』、ノルンはそれを彼らに受けさせるため協力してほしいとアーチェに頼みます。 アーチェはディオたちと戦いその力を試し、彼らの強さを認めノルンに力を貸しました。 アーチェの力により、ディオたちの家『なりきりハウス』の絵画の一つ、太陽の絵に別の時空へのゲートが宿りました。 ディオたちは、最初に待つ風の精霊シルフを探しに旅立つのでした。 4 ~アセリア暦4203年~ ユーグリッド村でディオたちは時空戦士の一人、クラース・F・レスターに出会います。 そこにノルンが現れ、ディオたちの背負う罪についてクラースだけに話します。 「・・・信じられん。あまりにも・・・惨い」 クラースは、時空戦士と魔王ダオスとの戦い、『ダオス戦役』の後世での歪められた伝承を聞き、 ディオたちがいずれ会うであろうクレスに『ダオス戦役』の真実を聞くようにディオたちに言いました。 そして風の谷の入り口を開く風の紋章を渡してくれました。 409 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 20 ID 7OCPgOTz 5 風の谷の最下層でディオたちは風の精霊シルフと出会い、力を示します。 シルフは、なりきり師の本当の力はコスチュームにでは無く、ディオたちの心の中にある、と語ります。 「これから出会うであろう精霊達は・・・様々な『気持ち』『心』について、語るでしょう」 シルフは風の心、『自由な心』をディオたちに渡してくれました。 6 炎の洞窟で炎の精霊イフリートから『闘魂』を、 水の洞窟で水の精霊ウンディーネから『平常心』を、 そして大地の洞窟では地の精霊ノームから『感謝の気持ち』を学んだディオたち。 この時代の全ての精霊の試練を乗り越えたディオたちは、クラースの力を借り、 星の絵から地水火風の精霊を統率する精霊マクスウェルを探しに別の時代へ旅立つのでした。 410 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 21 ID 7OCPgOTz 7 ~アセリア暦4306年~ 村の壊滅から2年が過ぎ、復興しつつあるトーティス。 そこで、ディオたちは時空戦士の一人、チェスター・バークライトに出会います。 そこにノルンが現れ、ディオたちを導くよう願います。 「奴らは・・・傷だらけだ。・・・何より、『心』ってやつが・・・な」 チェスターは、戦争で親を失った子供の世話をしていました。 犯罪に走り、それを自分のせいでは無いと甘える子供を増やさないためだと語ります。 そして、クレスは留守だから先に精霊の試練を受けて来いと、不思議な塔の入り口を開く不思議な壺を渡してくれました。 8 不思議な塔の最上階でディオたちは分子の精霊マクスウェルと出会い、力を示します。 マクスウェルは『探究心』をディオたちに渡してくれました。 そして、時空を超えてやってきたディオたちに、時空のあり方について話をします。 例えば、転んで怪我をした昨日の自分に注意するようにと時を遡ると、怪我をして注意しに来た自分は存在しなくなる。 つまり、たとえ時を遡っても決定されている結果は覆すことはできない、と言うことをディオたちに教えました。 「・・・さてと、わしの講義はこれにて、おしまいじゃ」 411 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 23 ID 7OCPgOTz 9 トーティス村に戻ると、チェスターが2人が帰ってきたことを教えてくれます。 教会で時空戦士の一人、ミント・アドネードに出会います。 そこに現れたノルンに『大法術師』と呼ばれた彼女の瞳には悲しみの色が浮かんでいました。 「私は、体を癒す力を、持っています。・・・でも、人の心は癒せるのでしょうか?」 自分の無力さを感じるミントをノルンは諭します。 一人の人間ができる事には限りがあるが、みんなで協力することで大きなことができる。 何より、あなたの微笑みが陰ってしまったら、多くの人が悲しむ、と。 「それに・・・そろそろ、あなた自身の幸せに気付いてもいいころですね。それは、意外と、近くにあるのかもしれませんよ」 ノルンに励まされたミントは、ディオたちに光の精霊に会うための合言葉を伝えました。 10 剣術道場で時空戦士の一人、クレス・アルベインに会うことができました。 そこにノルンが現れ、『ダオス戦役』について、 ダオスが何のために戦争を起こし、何を求めていたのかディオたちに教えてほしいと頼みます。 ダオスの目的は、魔科学を滅ぼすこと、 そして、枯れてしまったダオスの母星の世界樹を救うための『大いなる実り』を手に入れることだった。 彼は、自分の星を救うために戦っていた、と。 「ダオスの星で、救いを待っていた人たち・・・僕たちは、彼らにとって希望を打ち砕く存在、『悪者』だったんじゃ無いかって思うよ」 話の後、クレスはディオたちに、悪魔の塔に入るために必要な映らない鏡を渡してくれました。 412 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 24 ID 7OCPgOTz 11 古代遺跡で光の精霊アスカから『挑戦する心』を、 悪魔の塔では魔界の精霊グレムリンレアから、善い心と表裏一体である『悪い心』を学んだディオたち。 なりきりハウスに戻ってきたディオたちの前におかしな仮面を被った男が現れます。 「人の存在こそが『悪』そのものなのだ!悪を嫌うのならば人であることをやめてしまえ!」 どこかで聞いたような声を張り上げ、男は消えました。 12 12星座の塔で月の精霊ルナから『悩む気持ち』を学んだディオたち。 この時代の全ての精霊の試練を乗り越えたディオたちは、クレスたちの力を借り、 月の絵から雷の精霊ヴォルトを探しに、さらに別の時代へ旅立つのでした。 413 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 26 ID 7OCPgOTz 13 ~アセリア暦4354年~ 忍の里で最後の時空戦士、藤林すずに出会ったディオたち。 背後への出現を読んでいたすずの鋭さにノルンは焦りつつも、ディオたちに協力して欲しいと頼みます。 すずは、忍の掟に縛られ心を閉ざしていたこと、そしてクレスたちに出会って人の心を知ったことを話します。 「人は、他の人との出会いや別れを繰り返して・・・大人になってゆくものなのですね・・・」 そして、電気の洞窟の扉を開くための合言葉を教えてくれました。 ディオたちが部屋を出ようとした時、すずがクルールを呼び止めました。 「あなたは・・・何が、目的ですか・・・?」 「ウキュ・・・?」 すずは何かを悟ったのか、それ以上問いかけはしませんでした。 14 電気の洞窟で雷の精霊ヴォルトから『創意工夫』を、 闇の洞窟では闇の精霊シャドウから『心のバランス』を学んだディオたち。 なりきりハウスに戻ってきたディオたちの前に再び仮面の男が現れます。 「光あるところに常に闇はある!無理に闇の心を封じた心は歪んだ心だ!人の本質は『闇』だ!」 男はどこかに消えました。 414 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 28 ID 7OCPgOTz 15 すずから精霊の森の扉を開く合言葉を聞いたディオたち。 精霊の森で根源の精霊オリジンから『無心』を、 そして魔王の洞窟では魔界の王プルートから『恐怖』と『欲望』を学んだディオたち。 プルートは『恐怖』と『欲望』に支配されるのではなく、それを自らの生きる力の源にせよと教えます。 しかし、三度現れた仮面の男はそれを否定します。 「既に、人の心には欲望が溢れている・・・『愛情』ですらお互いを満足させるための『損得関係』でしかない!」 男は、ディオたちがいずれ『からっぽの世界』に堕ちると言い消えました。 16 浮かない顔のディオたちの前にノルンが現れます。 「12の精霊による試練は、終わりました。・・・さあ、行きましょう」 ~アセリア暦4408年~ 『精霊の試練』を乗り越えたディオたちをアーチェが出迎え、にぎやかに祝福しました。 こうしてひとつの冒険が終わったのです・・・ 415 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 30 ID 7OCPgOTz 17 数日後、ディオたちの前にノルンが現れます。 ノルンはディオたちに、心を授かったことで何かを考え、その答えが出たかどうか問います。 自分が何のために存在し、何を目指しているのか・・・ ディオたちに、まだ乗り越えなくてはならない試練があると言い、地震とともにヴァルハラ町の東に『カオスの洞窟』が出現しました。 「そこで、あなた方を待ち受けるのは・・・あなた方自身の目で、確かめなさい・・・」 18 カオスの洞窟の入り口で、あの仮面の男が現れます。 仮面を外した男の顔は、ディオにそっくりでした。さらに、メルにそっくりな女性も現れます。 「俺たちこそが、『本当の自分』なんだ!偽者め!俺たちが、消し去ってやる!」 気がつくと、そこはなりきりハウスでした。 ノルンは今のディオたちを『心が分離した不完全な存在』と言います。 ノルンは、雲の絵に暗黒時空へのゲートを宿らせ、そこでディオたちの過去の罪を知るように言います。 「未来は、『可能性』の糸を紡いだ、布。あなたたちが、どの未来へと辿り着くかは・・・私には、分かりません」 ディオたちは暗黒時空へ旅立っていきました。 416 TOPなりきりダンジョンなんか暫く書き込めなかったな・・・sage 04/04/30 16 15ID 7OCPgOTz 19 ~暗黒時空~ 炎の国ムスペルヘイムでフラムベルクを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 科学者メルティア=バンディはマナを源とした新たな力、魔科学の研究員。 同僚の研究員が、魔科学のあまりにも大きな力に、人間がこんな力を持っていいものかとメルティアに聞きます。 「その、『結果』が目的では無くて・・・研究することそのものに意味があるの・・・」 研究員は、破滅の予感がする・・・と呟きました。 ――情熱・・・純粋がうえに、強い力となる・・・また、純粋がうえに・・・脆くて、弱い・・・―― 20 氷の国ニブルヘイムでフェンビーストを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 軍隊所属のディオス=バンディはパレスグドラの軍人として、隣国パレスセダムとの民族紛争に身を投じていました。 ディオスはダオスの国の使いからの双方の停戦の要求を伝えるも、上司は使いを殺して送り返せと命令します。 両国をまとめて壊滅させられるほどの大国に楯突くのは得策ではない、とディオスは意見しますが、 「幼いお前たちを、拾って救ったのは誰だと、思っているのだ!?ならば、その命・・・我が国に、捧げるべきであろう!」 上司・・・養父バンディ将軍は聞く耳を持ちませんでした。 ――どこかに、歪みが生じたときそれは、炎となる・・・戦争の始まりだよ―― 417 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 17 ID 7OCPgOTz 21 巨人の国ヨツンヘイムでイシュラントを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 壊滅状態の城の中で、ディオスは瀕死のバンディ将軍に最後の命令を受けます。 研究室に向かったディオスは、そこで血まみれになったメルティアを見つけます。 「ディオス・・・私・・・何の・・・為に・・・分からな・・・ううっ・・・」 そしてメルティアは事切れました。 ディオスは最後の命令、『魔科学兵器の発動』を実行します。 魔科学兵器の蒼き光は、敵・味方・兵士・民間人の区別無く15万余りの人を消し去り、そして・・・ 「何ということだ・・・大樹カーラーンが・・・枯れる・・・」 ――生きることは、選ぶことの繰り返しだ。その選択が、誤りだったときに・・・お前たちは、どうするのだ?―― 22 小人の国ニダヴェリールでジェストーナを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 ディオスとメルティアに、大樹カーラーンの番人ノルンが語りかけます。 あなたたちは罰を受けなくてはいけない、と。 2人の時を子供に戻し、記憶を全て奪い、異なる時空でもう一度やり直させる。 もし、2人が再び同じ過ちを犯すことになるなら、自分が2人の命を絶つ・・・と。 そして、ダオスは母星デリス=カーラーンを救うため、大いなる実りを求め遥かな場所へ翔びました。 「急がねば、ならぬ・・・全てが滅びる前に・・・」 ――死んでしまえば、それきりなんだ。後のことなんて、どうなったって構わないさ・・・お前らも、そう思うだろう?―― 418 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 19 ID 7OCPgOTz 23 死の国ヘルでビッグアイを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 惑星アセリアで、ついにユグドラシルと呼ばれる世界樹を見つけたダオス。 しかし、ここでも魔科学によってマナが枯渇しようとしていました。 『壊せ・・・破壊せよ・・・魔科学を、破壊せよ・・・魔科学に関わる者たちを、根絶やしにせよ・・・』 ダオスの脳裏に何者かの声が響きます。 「もう一つの私・・・我が、内なる声・・・我に潜む、悪魔の声・・・」 ――二人乗っていれば、確実に沈没してしまう舟・・・お前と、誰かが、それに乗っているとしたら、どうする?―― 24 天界への虹ビフレストの最下層、そこにはダオスが待っていました。 「・・・来たか。我が、民よ。驚くことは無い・・・デリス=カーラーンの民よ・・・」 自分は実体の無い幻だと言うダオス。 彼は、過去の過ちを正すと言うディオたちの力を見定めるため、ディオたちと戦います。 力を示したディオたちにダオスは語ります。 「この世に『悪』と呼べるものがあるとすれば・・・それは、人の心だ。 そして、最も恐るべきもの、勝たなければならない敵・・・それが・・・自分の心だ」 ディオたちは自分から分かれた、自分の心と向き合っている。 それを消し去るのではなく、自分と認め制御せよ、と。 ダオスは、最後の試練に旅立つ2人を見送りました。 419 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 21 ID 7OCPgOTz 25 ~アセリア暦4408年~ カオスの洞窟の奥深くの魔鏡の間。そこに置かれた魔鏡が、時空戦士たちの心の中を映し出します。 そして、それを否定するディオスとメルティアの声。 妹アミィのために、彼女の誕生日の時期に花が咲く樹を植えたチェスター。だが、彼女の誕生日は二度と来なかった。 「花が咲いても・・・アミィは・・・いない・・・」 ――死んだ妹の代わりに、たくさんの子供の世話をする・・・それは、他人のため?・・・それとも、自分のため・・・?―― 嫌っていたはずの父と、自分が似てきたということを助手ミラルドに語るクラース。 「流石は、私の研究パートナー・・・いや、人生のパートナーと言うべきかな?」 ――それも、親子の『絆』・・・しかし・・・親を知らない者は、何を愛すればいい?何を憎めばいい?―― 長寿の種族、ハーフエルフ故に、大切な人たちに先立たれてしまうアーチェの悲しみ。 「チェスター・・・あんたともう一度、ケンカしたいよ・・・」 ――心を重ねることが多いほど・・・それらは、後で辛い想いとなってしまう・・・ならば・・・初めからそんなものは無ければいい・・・―― 忍の掟に従い、洗脳された父と母を手にかけたすず。 「父上!母上!お覚悟!」 ――あなたの本当の心は、まだ闇の中・・・誰にも見せない・・・誰も知らない・・・恐らく・・・自分自身にも分からない・・・―― ノルンに、みんなで協力すれば大きなことができると教えられたミント。もっと自分に頼って、甘えて欲しいと言うクレス。 「ミントは、僕にとって・・・大切な人だから」 ――多くの人に必要とされて・・・何を悩む?世界の誰からも愛されない、必要とされない者の気持ち・・・この女は、知らない・・・―― 421 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 24 ID 7OCPgOTz 26 カオスの洞窟の最下層。そこで再びディオス・メルティアと対峙するディオたち。 暗黒の自分に、ディオたちはついに打ち勝ちます。 そんな2人をあざ笑うディオス。過去の自分に干渉したディオたちは自身の存在が否定された、と。 「・・・お前たちの居場所は時の流れの・・・どこにも無い!・・・とんだ・・・バカ野郎だよ・・・」 そしてディオたちは、暗黒の自分と再び一つになりました。 「・・・・・・ディオ・・・・・・メル・・・」 どこからか聞こえるノルンの声。クルールの姿が、光とともにノルンへと変わります。 クルールは、ディオたちを見守るためのノルンの仮の姿だったのです。 最後の審判として、ディオたちの力を見るというノルン。 強大な威力の魔術を操るノルンに、持てる力の全てをぶつけたディオたち。 27 ノルンとともにディオたちはなりきりハウスに戻ってきます。 そこで、ノルンはディオたちがこれから時空の波の修正を受け、今のディオたちは存在しなくなるということを告げます。 「しかし、それは、『死』や『消滅』ではありません。『誕生』です・・・新たな、あなたたちの」 役目を終えたノルンは、ディオたちに別れを告げ、消えていきました。 ディオとメルも、あなたに別れを告げます。 「色々、教えてくれてありがとう・・・でも、もう・・・お別れ・・・みたいだ・・・」 「あなたと過ごした、記憶・・・そして、この瞬間・・・無くしたくない」 二人の姿も、静かに消えていきました・・・ 422 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 26 ID 7OCPgOTz エピローグ そして、しばらくののち・・・ あなたの前に、二人の子供が現れます・・・ その子は、あなたのことを知りません。 でも、あなたは、その子のことをよく知っています。 「はじめまして・・・そして・・・おかえりなさい」
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/4813.html
サブイベント:なりきりダンジョン テイルズオブファンタジア なりきりダンジョン No. たのまれごと 発生場所 入手品 1 ハッピーバースデー 2 わがままなグルメ 3 ああ、ごせんぞさま 4 オアシスのかいぎょ 5 こころのとびら 6 いちりんのはな 7 サーカス!サーカス! 8 ミスタースランプ 9 メル、ねっしょう 10 うらないしティナ 11 アーティファクト 12 ぼくのたからもの 13 ティナ、それから 14 いきてこそ… - 奥義伝承 15 がまんまんがか 16 おれのたからもの 17 ミッシングトレジャー 18 ゆめへのパスポート 19 おいかけてトーティス 20 いわゆるひとつの 21 きえたフランシーヌ 22 おみせをまもれ! 23 いつか、おうじさまが 24 ボエボエをさがせ! 25 だいこんやくしゃ 26 マネークレイジー 27 まぼろしのステージ 28 エンカウント! 29 きんのボタン 30 ドルアーガの塔 テイルズオブファンタジア なりきりダンジョンX
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/11780.html
音楽:TOWなりきりダンジョン2 街・フィールド ダンジョン 戦闘 その他 街・フィールド 曲名 使用場面 備考 音楽: フィールド 音楽: レグニアの町 OLIVE VILLAGE フンダクル商店 TOP:オリーブヴィレッジ IMEN 1 ステビア服飾店 TOE:アイメン(崩壊前)一部イベントでも流れる ダンジョン 曲名 使用場面 備考 音楽: 大樹の神殿 MORLIA GALLERY 漆黒の坑道 TOP:モーリア坑道 BITING COLD 万年氷洞 TOP:氷の洞窟 BURNING TOWER 試練の塔 TOP:炎の塔 Imposing visage 水の古城 TOD:モリュウ城 Dead or alive 浮遊死都 TOD:ダイクロフト RACHEANS FOREST 狩人の森 TOE:ラシュアンの森 FINAL BATTLE 幻の城 TOE:シゼル城 音楽: 竜の迷宮 戦闘 曲名 使用場面 備考 音楽: 操作キャラがTOキャラになりきっていない時の通常戦闘 TAKE UP THE CROSS 操作キャラがTOPキャラ(アミィ&ミラルド含む、ダオス除く)になりきっている時の通常戦闘 TOP 通常戦闘 DECISIVE ダオス戦操作キャラがダオスになりきっている時の通常戦闘 TOP:ダオス戦 Bare its fangs 操作キャラがTODキャラ(ディムロス&リリス含む)になりきっている時の通常戦闘 TOD 第一部 通常戦闘 INFERIA BATTLE 操作キャラがTOEキャラ(ワルキューレ&セルシウス含む)になりきっている時の通常戦闘 TOE インフェリア 通常戦闘 音楽: ボス戦 音楽: クレス?&スタン?&リッド?戦 音楽: サナトス戦 音楽: 勝利後のリザルト画面 音楽: 全滅時 その他 曲名 使用場面 備考 音楽: タイトル画面
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/5612.html
音楽:TOPなりきりダンジョン GB版 X版フィールド タウン ダンジョン 戦闘 イベント 歌 GB版 特に注釈のないものは「テイルズ オブ ファンタジア」の曲 No. 曲名 使用場面 備考 01 PREMONITION タイトル画面 02 ARCHE アーチェ関連 03 HARMONIOUS MOMENT トーティス村など 04 OLIVE VILLAGE オリーブ村など 05 MYSTERIOUS JAPON しのびのさと 06 THE SECOND ACT オープニング・フィールドマップ 07 FREEZE ダンジョン 08 UNDERGROUND WAY ダンジョン 09 SYLPH ダンジョン 10 RETALIATION ダンジョン 11 MORLIA GALLERY ダンジョン 12 FIELD OF SUNSET ヴァルハラ村・イベントなど 13 BURNING TOWER ダンジョン 14 DARK CAVE ダンジョン 15 FOREST OF THE TREANT ダンジョン 16 BITING COLD ダンジョン 17 WHO IS GOOD OR EVIL? ダンジョン 18 TAKE UP THE CROSS 通常戦闘 19 OVERCOME DIFFICULTIES 対ボス戦闘 20 FIGHTING OF THE SPIRIT 対精霊戦闘 21 BE ABSENTMINDED イベント(主に悲しい場面) 22 OASIS 自分の家など 23 GO A STEP FURTHER 戦闘勝利時 24 AWAKENING イベント 25 CONTRACT イベント 26 HONOR イベント 27 AH MY GOD.. 全滅時 28 FUNNY TOWN ヴァルハラ町・イベントなど 【なりダンGB用新曲】 29 TRY TO FORGET THE SAD PAST イベント 【なりダンGB用新曲】 30 DARK MIND 特別戦闘 【なりダンGB用新曲】 31 REBIRTH エンディング 【なりダンGB用新曲】 32 THE STARS TWINKLED プロローグなど 【なりダンGB用新曲】 33 MENTAL PAIN 暗黒時空 【なりダンGB用新曲】 34 JUDGEMENT 特別戦闘 【なりダンGB用新曲】 35 TOWER OF DRUAGA (1) ドルアーガの塔フロア数表示 原典「ドルアーガの塔」 36 TOWER OF DRUAGA (2) ドルアーガの塔内移動 原典「ドルアーガの塔」 37 TOWER OF DRUAGA (3) ドルアーガの塔次のフロアへ 原典「ドルアーガの塔」 36 TOWER OF DRUAGA (4) ドルアーガの塔クリア 原典「ドルアーガの塔」 X版 フィールド 曲名 使用場面 備考 RAISING A CURTAIN (X ver.) 現代フィールドBGM THE SECOND ACT (X ver.) 過去フィールドBGM FINAL ACT (X ver.) 未来フィールドBGM CHAOS FIELD 暗黒時空 タウン 曲名 使用場面 備考 ETOS HOUSE エトスハウス TOWN OF VALHALLA ヴァルハラの街 OLIVE VILLAGE(X ver.) オリーブヴィレッジ AS TIME GOES ON (X ver.) ユークリッドの村 VALHALLA VILLAGE ヴァルハラの村 HARMONIOUS MOMENT (X ver.) トーティス村・ミゲールの街 VIGOROUS TOWN(X ver.) アルヴァニスタの都 EUCLID(X ver.) ユークリッドの都 MYSTERIOUS JAPON(X ver.) 忍者の里 ダンジョン 曲名 使用場面 備考 GLIMMER SPIRE (X ver.) きらめきの塔 「ワルキューレの伝説」の曲のアレンジ RETALIATION(Burning) (X ver.) 熱砂の洞窟 SYLPH(X ver.) シルフの谷 RETALIATION(X ver.) UNDERGROUND WAY(X ver.) 地下水路ほか DARK CAVE(X ver.) 侵食洞 MORLIA GALLERY(X ver.) モーリア坑道 MYSTIC FOREST(X ver.) 精霊の森 SURT WOODS スルト深林 ABYSS OF THOR(X ver.) 超古代都市トール CAVE OF ILLUSION(X ver.) ムジョルニア洞窟 FIELD OF SUNSET (X ver.) 闇の神殿 FOREST OF THE TREANT (X ver.) トレントの森 CAVERN OF NERVI ネルヴィの洞窟 BURNING TOWER(X ver.) 焔王の楔 RETALIATION(Grave) (X ver.) ロキ魔科学研究窟 BITING COLD(X ver.) 氷狼王の礎 OPEN FIRE (X ver.) ウェーランド平原 DESOLATE ROAD (X ver.) グリトニル山岳 GO OVER ADVERSITY (X ver.) ダオス城 CRYSTALWAY OF JUDGMENT 審理の晶谷 UNICORN (X ver.) 追憶の歪み 戦闘 曲名 使用場面 備考 Take up the cross (X ver.) 通常戦闘 OVERCOME DIFFICULTIES (X ver.) 汎用ボス戦 Fighting of the spirit (X ver.) 精霊戦 CONCLUSION (X ver.) ダオス戦 MIASMA 暗黒時空通常戦闘 DAEMONIUM 暗黒時空ボス戦 I MISS YOU... (X ver.) 天使化ダオス戦 DIOS MELTIA ディオス・メルティア戦 TRANSMIGRATION OF THE SOUL ノルン戦 REASON ラストバトル、クルール二グルム戦 GO A STEP FURTHER (X ver.) 戦闘勝利時 REQUIEM IN EVENING 全滅時 抜刀!研ぎ澄ませ アスベルコス TOGの使い回し 通常バトル カイトコス .hack//Linkの使い回し 塊オンザファンク 王子コス 僕の私の塊魂の使い回し THE IDOLM@STER 春香コス THE IDOLM@STERの使い回し Player Select 飛鳥コス 鉄拳6の使い回し 変身後BGM ワンダーモモコス ワンダーモモの使い回し イベント 曲名 使用場面 備考 NORN ノルンのテーマ BLUE SKY オープニング COMEDY TOUCH DECISION DANGER APPROACHES ピンチイベント RESURRECTION (X ver.) ダオスのテーマ LARGE REVERSAL GENTLE SERIOUS FAILURE THE SUBLIME END PEACEFUL EVERY DAY NAM COBANDA ISLE PAST CRIME 歌 曲名 使用場面 歌唱 注釈 ガラスの花 (X.ver) オープニング曲 奥華子 羽 第一部エンディング rebirth エンディング GB版の「REBIRTH」とは別曲
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4386.html
テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2 【ているず おぶ ざ わーるど なりきりだんじょん つー】 ジャンル コスプレRPG 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 64Mbit+64KbitEEPROMカートリッジ 発売元 ナムコ 開発元 アルファ・システム 発売日 2002年10月25日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 1個+中断データ1個 ※中断データは再開後自動的に消去 周辺機器 通信ケーブル対応(コスチューム交換) 判定 良作 テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 プロローグ システム なりきり 服変化 ボーナスアビリティ 料理 クエスト 修行 登場キャラクター オリジナルキャラクター シリーズキャラクター 評価点 問題点 総評 続編 余談 概要 ナムコ(現 バンダイナムコエンターテインメント)のRPG、「テイルズ オブ シリーズ」の各作品のキャラクターが一堂に会するクロスオーバータイトル「テイルズ オブ ザ ワールド」の1作目。「なりダン2」という略称が主に用いられる。 1作目なのに『なりきりダンジョン2』になっているのは「なりきりダンジョンシリーズ」で見た場合に『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』が存在するため。 前作・『なりきりダンジョン』はあくまで「『テイルズ オブ ファンタジア』の続編」という体だったが、本作からはその他のタイトルのキャラクターも登場する「テイルズ オブ シリーズを内包する作品」として位置付けられた。 本作では本作発売以前に発売されていたタイトル、『ファンタジア』『デスティニー』『エターニア』の3作品のパーティキャラクターが総出演する。 前作のシリーズキャラクターはあくまで主人公を導く役どころであったが、本作では一定の条件を満たすことで共に戦ってくれるようになり、更に彼らのコスチュームも登場する。 また、戦闘システムも前作のほぼターン制と変わらなかった「プチLMBS(-リムス)」からシリーズ伝統の「リニアモーションバトルシステム」を採用し、『エターニア』のそれをベースとしたリアルタイムアクションでの戦闘が実現した。 プロローグ ユグドラースと呼ばれる世界。 レグニアの町に住む2人の若者、フリオとキャロは大人として認められる年齢に達してはいたが、「成人の儀」を行うまでは正式には認められないために未だ子供扱いされていた。 本来、成人の儀は「アナスイの花」と呼ばれる花が咲く時期に行われるもので、もう花が咲く時期になっているはずであるにもかかわらず未だ咲いていなかったのだ。 2人はアナスイの花を咲かせてもらうべく、世界の中心とも言える「世界樹」の麓にある神殿に祈りを捧げに来ていた。 世界樹の神殿の最奥には女神と呼ばれる存在がおり、フリオとキャロの願いに対して姿を見せるも、「花を咲かせることは出来ない」と答える。 なぜ咲かせることが出来ないのかと訪ねていた2人を、突如迷い込んだ魔物が現れ、襲いかかる。 戦う術を持たず絶体絶命の危機に陥る2人だが、そこに一組の男女が助けに入る。 卓越した剣の腕前を持つ男性と癒しの力でそれを支える女性…彼らの力を借りてどうにか魔物を撃退することに成功する。 男性の名はクレス、女性の名はミント…魔物は彼らが仕留めきれなかったものが潜り込んできてしまったものなのだという。 世界樹の加護を最大限に受けている神殿に邪悪な魔物が迷い込むことなど本来はあり得ないはず。 女神は世界樹が力を失っていること、アナスイの花が咲かないのもそれに起因していること、そしてこのままでは待つのは世界の滅びという末路だと知らせる。 先程のクレスとミントはそれを回避するべく女神が異世界より呼び寄せた勇者の内の1人であるが、異世界の住人である彼らでは本当の意味でユグドラースを救うことは出来ない。 それ故に女神はフリオとキャロに世界を救うために力を貸して欲しいと頼むが、彼らにはクレス達のように戦う力など持ってはいない。 不安がるフリオ達に女神は着替えた服の職業になりきることの出来る不思議な「なりきり」の力を与える。 なりきりの力と勇者達の力、2つの大きな力を借りてフリオとキャロの世界を救うための戦いがこうして幕を開けたのだった。 システム レグニアの町を拠点に街の人達や歴代シリーズキャラクター達との交流やコスチューム強化などを図りつつ、各地に点在する各シリーズ作品のダンジョンを模したダンジョンに出入りし、レグニアの町で受注したクエストをこなしたりイベントを進めてゆく。 なりきり その職業のコスチュームを着ることでその職業になりきる不思議な力。 例えば、剣士の服を着ればシリーズでおなじみの特技「魔神剣」や「虎牙破斬」といった技を駆使して戦うようになる。 また、ダンジョンの攻略や謎解きなどといった要素で特定のコスチュームが必要になることもある(*1)。 その他、通常では特定のアイテムがなければ破壊出来ない岩を破壊したり、同じく特定のアイテムが無いと開けられない鍵を解錠出来たりするコスチュームもある。 服変化 前作では基本的に既にマスターしているコスチューム同士を組み合わせて新しい服を作成していたが、本作ではベースとなるコスチュームに「ルーツ」と呼ばれるアイテムを付与することで新しいコスチュームを作成する形となった。 また、ルーツ以外のアイテムを使う事も出来、その場合は使ったアイテムに応じて対象のコスチュームの能力を強化出来る。 勿論、特定のコスチュームに歴代のシリーズに登場したキャラクターに縁のあるルーツを付与することでシリーズキャラクターのコスチュームも作成出来、そのキャラクターになりきることも出来る。この場合、CVもそのなりきったキャラクターのものになる。 その他、前作同様にナムコの他作品のキャラクターのコスチュームも存在しており、同様にルーツと元になるコスチュームがあれば作れる。 また、ステビアの店でコスチュームに素材や特定のアイテムを付与する「ふくへんか」で特定のステータスを上下させる事が出来る。 ただしそのたびに料金がかかり回数に応じて加算されてゆくので、微妙なステータス増強を繰り返すと却ってコストパフォーマンスが悪くなる。 ボーナスアビリティ コスチュームに付与出来る追加効果で1つのコスチュームに3つまで追加出来る(*2)。 特定のステータスを高めたりといった基本的な所から、TP(*3)の消費量を抑える事が出来たり、呪文の詠唱速度を速めたりといったものもある。 「なりきり師」など一部を除いたコスチュームにはそれぞれ固有のボーナスアビリティが1つあり、上記の服変化を繰り返していくことでそれぞれの特徴あるコスチュームを作り上げられる。 料理 シリーズお馴染みのシステム。 多くのシリーズ作品ではその場で作った料理を食べて効果を得るが、本作では作った料理を回復アイテムとして保管し、移動時に任意のタイミングで使用して回復する事が出来る。 ただし、「とらふぐ」という食材を使ったレシピ、シリーズお馴染みのある一部のレシピについては「ワンダーシェフ」もしくは特定のシリーズキャラクターの服を着なければ調理できない。 クエスト 本作を進行させる要のシステム。 ゲーム中において活動拠点となる「レグニアの町」のマップ上でLボタンかRボタンを押すことで様々な噂話を聞くことが出来、たまに「○○が頼みたいことがあるらしい」という噂が出て来る。 これを聞くと、マップ上にフリオ達に依頼したいことがある人物のいる場所に「HELP!」のアイコンが登場する。 その場所に行って該当する人物からクエストの大まかな概要を聞き、その上で受諾することでクエストが開始(*4)。 クエスト受諾後は指定されたダンジョンで目的を果たせばクエスト達成となり、レグニアの町に戻って依頼主に報告するとクエストが完了となる。 報酬としてガルド(テイルズ オブ シリーズ共通の通貨単位。)やアイテムが貰えたり、時には料理のレシピを教えて貰えることもある。 これを繰り返すことでストーリーの根幹に関わる重要なストーリークエストが発生し、これをクリアすることで物語が進んでいく。 基本的にクエストは一部の重要なものを除いて失敗してもゲームオーバーにはならない。 クエスト達成後に全滅しても成功扱いになり、この場合ガルドだけもらえる。 なお、一部のクエストは受諾する際に特定のコスチュームをフリオかキャロのいずれかが着ていなければ依頼してくれない場合もある(*5)。 特定のアイテムを入手するクエストの中には、そのアイテム入手時にアイテムを狙うシリーズキャラクターが割り込んで来て、彼等を倒さないと入手出来ない事もある。 クエスト受諾後もシスター・ミルの教会で休めるが二泊すると期限が迫っていると警告が入り、未達成の状態で三泊すると依頼人は別の人物に依頼してしまうため失敗になる(達成後はメッセージが変わり二泊以上出来ない)。 余談だが、本作においてラストダンジョン内を除いてシリーズキャラクターと共闘するためには、このクエストをこなし続けてフリオ達に対する好感度(*6)を高めていく必要がある。 修行 一部のシリーズキャラクターは好感度がある程度上がっていくと修行に誘ってくることがある。 これはシリーズキャラクターが指定したダンジョンで一定回数の戦闘を積み重ねるものだが、その際に獲得した経験値(*7)に応じてHランクからS+ランクまでの評価があり、その評価に応じてご褒美として貰えるアイテムが変化し、更に修行に誘ったキャラクターに応じて上昇するコスチュームの能力の数値も変動する。 Aランクを獲得すれば修行に誘ったキャラクターのコスチュームを作るためのルーツ、Sランク以上を取れば別の特定キャラクターのコスチュームを作るためのルーツが貰えるが、そのためには相当量の経験値を得た上でコンボも相当数のヒットを決めなければならない。 回数のカウントはあくまで勝利した戦闘の回数なので低い経験値の敵からは逃げ、高い経験値を得られる敵に多くのヒット数を稼いで勝利するなどしなければSランク以上の獲得は難しくなっている。 また、クエスト同様修行に行くためにはフリオかキャロのどちらかが特定のコスチュームである事を要求してくるキャラクターもいる(*8)。このタイプのキャラクターは「途中で着替えたら評価出来ない」旨の発言をするが実際はいくら途中で着替えてもペナルティは無い。 登場キャラクター オリジナルキャラクター ※レグニアの町の住人は多いため、一部のキャラクターにとどめる。 フリオ・スヴェーン 魔物の襲来で両親を亡くしたため、レグニアの街の教会で育った15才の少年。本作の主人公の1人。明るく前向きな性格で考えるよりもまず行動に起こすタイプ、加えて好奇心も旺盛なため何事にも首を突っ込もうとする。自分の育った教会の負担を減らすべく、早く手に職を付け一人前の大人になりたいと願っている。現在は町の鍛冶屋で修行中。 キャロ・オランジェ フリオと同じく、教会で育った15才の少女。もう1人の主人公。フリオに比べて大人びた性格であり、真面目でしっかり者な所も真逆だが、息もぴったり合った仲良しコンビである。フリオのことを憎からず思っている節が見られるが、年頃故に素直になれない所もある。将来は服飾系の仕事に就きたいと考えている。 シスター・ミル レグニアの町の教会のシスターで孤児や恵まれない子供たちを引き取って育てている。フリオとキャロも彼女によって育てられた。心優しい女性だが、幼い頃は結構お転婆だったようで作中でその話を聞くことも出来る。 ライエル レグニアの町の長老。温厚でとても博識な人物。孫娘のエレインと暮らしている。魔物が増え続ける現状を憂えている。 フンダクル 町にある雑貨屋「フンダクル商店」の店主。仕事一筋、商売命で生きた根っからの商人でフリオ曰く、ケチ。アイテムの補充で何かとお世話になることになり、ストーリーが進むことで扱う商品も増える他彼からもクエスト依頼がされる事も。妻に逃げられ1人息子のガメルと暮らしている。 ステビア いつの間にかオープンしていた「ステビア服飾店」の店主。ここでコスチュームを購入したり、あるいは既に持っているコスチュームを変化させたり等が出来るのでフンダクル商店共々非常にお世話になることになる。仕立ての技術は確かなのだが、どこか抜けた性格で謎めいた所も多い。 シリーズキャラクター ※仲間として共闘出来るキャラクターのみ記載する。 ※下記の他にもコスチュームになっているキャラクター、およびボスとして戦えるキャラクターもいる。 ファンタジア デスティニー エターニア クレス・アルベイン スタン・エルロン リッド・ハーシェル ミント・アドネード ルーティ・カトレット ファラ・エルステッド クラース・F・レスター フィリア・フィリス キール・ツァイベル アーチェ・クライン ウッドロウ・ケルヴィン メルディ チェスター・バークライト リオン・マグナス チャット 藤林 すず マリー・エージェント フォッグ チェルシー・トーン レイス ジョニー・シデン マイティ・コングマン 評価点 「リニアモーションバトルシステム」の採用 何をさておいてもこれの評価が大きい。前作はシナリオの評価こそ高かったものの、戦闘システムがリアルタイムアクションではなくターン制に近いものとなっており、戦闘バランス調整もかなりタイトであったためにそこが唯一の泣き所となっていた。 ベースとなっているのは『エターニア』の「アグレッシブ・リニアモーションバトルシステム」でキャラクターも3頭身で描写されているが、ハードスペックなどの要因からか流石に『エターニア』のそれと異なり、中級以上の術や一部の技の発動、アイテムの使用時などは一時停止する他、バックステップ等の細かなアクション出来ない等、最近のシリーズに比べるとやや窮屈かつ物足りないが、当時の携帯ゲームからすれば画期的であった。 動作も非常に軽快で、必要最低限のものに操作を絞ったことで操作性も快適だが、戦闘参加のパーティキャラクターは3人(*9)までで敵は4匹までしか出現しない。 技名と勝利時の台詞のみだがフリオとキャロ、シリーズキャラクター、一部敵キャラにはボイスも付いている。 流石にエフェクトは地味でカットインも無いが、一部キャラクターには「秘奥義」が用意されており、体力が減少した時に繰り出せる一発逆転の技(*10)として扱われている。 「GBAにしては」という断り無しに質の高いグラフィック・BGM グラフィックに関してはダンジョンなどを含めて非常に細かい所も書き込まれており、元々2頭身であった『ファンタジア』および『デスティニー』のキャラクターの3頭身グラフィックも違和感を与えない上質なものとなっている。 BGMは基本的に本作に登場する3作品のBGMを流用しているのだが、音源の制限を感じさせないほどにこれまた質が高く、シリーズキャラクターのコスチュームを着せて戦闘した時に流れる該当作品の戦闘曲がファンサービスとして十分に機能したものとなっている。 本作のBGMの質が極めて高かったこともあり、後のGBA版『ファンタジア』の著しく劣化したBGMに対しての批判意見がかなり強烈なものになってしまった。 やり込み甲斐のあるコスチューム育成 本作での育成要素はコスチュームごとのレベルに一本化(*11)され、用意されたコスチュームもフリオ用、キャロ用合わせてトータルで200種類にも及ぶ。 戦闘システムが強化されたこともあり、コスチューム育成だけでも十分に楽しめるものとなっている。 また、ボーナスアビリティの付け方で同じコスチュームでも差が出てくるため、その辺を見越した運用を考える楽しみもある。 露骨な優遇不遇がない そんなの当然だろうと思う方もいるかもしれないが、本シリーズの一部クロスオーバー作品では特定作品・キャラクターを過剰に優遇し、それ以外の作品・キャラクターを不当に貶す、通称「踏み台」によりキャラクターの設定や性格等が崩壊していることが多々あり、踏み台にされた作品のファンはもちろん、その為に不自然なキャラクター改変をされた優遇作品のファンからも顰蹙を買う要素が少なくないが、本作にはそういった問題はほとんど見当たらない。ほぼ全ての作品のキャラクターに平等に見せ場やイベントが与えられており、性格の崩壊等も殆ど無く、ほぼありのままの姿を見せてくれる。 そのため、純粋な気持ちでシリーズ作品の垣根を越えた共演、そしてこの作品ならではの豊富な掛け合いを楽しめる。 純粋な交流は勿論、割とコアなネタも織り交ぜてくる為、シリーズをやり込んだファンも飽きさせない。後のお祭りゲーのように「ネタを重視しすぎた故の行き過ぎたメタな雰囲気・露骨過ぎるギャグ要素」も殆ど無いのも嬉しいところ。 ダンジョン内での汎用会話もダンジョンやシチュエーションごとに全員数種類しっかり作られており、特にラストダンジョンでの会話はどれもアツいものがある。 また、後に3作続いたクロスオーバー作品「レディアントマイソロジー」に出演できなかったキャラ(クラース、マリー、レイス、フォッグ等)もプレイアブルキャラとしてしっかり登場しており、作品ごとのキャラ数の不平等感も無い。 問題点 ストーリー性が非常に希薄 一定回数のクエスト毎に断片的にしか進行しない形式である都合上、常にストーリーが進行する本編作品と比べると描写量がかなり乏しくなってしまっている。ユーザーレビューサイトなどでもストーリーに関して「そんなもんあったっけか?」といったような意見まで出てきてしまう始末。 反面、戦闘ややりこみ要素の評価は高いので、ヘタに本編部分を重視するとこの辺の自由度が下がる可能性もあるが、流石にRPGとしては問題があると言わざるを得ない。クリア後のアフターストーリーや隠しダンジョン・隠しボスといったものも無い。 前作の評価の主なものが「戦闘システムさえ良ければ…」だったのだが、本作は「戦闘は良いのだけど、ストーリーが…」となってしまったため、「上手く折衷してくれればいいのに…」という意見が出ることになった。 ストーリー自体は手堅くまとまっており、シリーズキャラクターのエピソードに関係したイベントやレグニアに住むキャラクターを深掘り等の見応えも多い。これらを上手く拡張出来ていれば、まだ評価も変わってきたかもしれない。 「デスティニー」の主人公、スタンの一部イベントでの扱い 前述したようにクエストをこなして行くとストーリーに関わる重要なクエストをプレイする事になる。その際、歴代シリーズのキャラクターがシナリオに関わってくるのだが…。 『ファンタジア』の場合は味方側にミント、敵側にクレス、『エターニア』の場合は味方側にリッドとレイス、敵側にファラ…と、原則主人公やヒロインとなっているのだが、残りの『デスティニー』が味方側にルーティ、敵側にリオン。つまり主人公であるスタンが全くストーリーに関わってこない形となってしまっている。仮にメンバーに入れていてもイベントには参加しない。 もっとも、原作でもリオン絡みの出来事にはスタンは深く絡んではおらず、そもそもスタンとリオンはPS版ではそれほど深い接点が無い事もあって、リオンを敵役にするならば当然と言えば当然なのだが、やはり主人公が絡まないのは寂しいところ。 一部キャラクターの登場条件 不遇と言うほどではないのだが、「2回全滅すること」で初めて登場するキャラクターもいるため、全滅しないプレイを心掛けているプレイヤーやその辺に抵抗があるプレイヤーには辛い仕様になっている。 ゲーム中に数値で全滅回数が示されることもなければ、全滅回数によって分岐するイベント等も無いのであくまで心理的なものではあるのだが、そういったものとは別になかなかに気付きにくい条件であることは間違いない。 一応、1回全滅した所で存在を匂わせるのだが、それ以外に登場を匂わせる要素がほとんど無いのも事実。 コスチューム間の格差が強烈 全体的に歴代シリーズキャラクターのコスチュームが強めに調整されているため、基本コスチュームがそこに至るまでの過程に成り果ててしまっていることを惜しむ声もある。 一部汎用特技も差別化されている。たとえば「集気法」は、汎用コスチュームである「かくとうか」だと短いとはいえ詠唱が必要で無敵時間もほぼ無いのに対し、同じ技を覚えるクレスは特技と同じく瞬時に発動する上長い無敵時間があり、雲泥の差である。 特にダオスのコスチュームは頭一つ抜けて強力。 画面全域に渡って強力なレーザーを放つ「ダオスレーザー」、ほぼ瞬時に発動し周囲に大ダメージを与える「ダオスコレダー」、接近戦も強力な打撃の数々を隙無く繰り出す「テトラアサルト」と、反則級の特技が目白押し。不意打ちでもない限り、戦闘直後からダオスレーザーを連発しているだけでほとんどの雑魚が片付いてしまう。 ただし彼のルーツを入手する為には、これらの技を制限なしに連発してくるダオス本人を倒さなければならないため、クリア後のご褒美としては妥当とも考えられる。(*12) ダオスに隠れがちだがジョニーが覚える「ミラクルボイス」も屈指の壊れ技である。 こちらもダオスレーザーに類似したタイプの攻撃で、与ダメージの安定性や攻撃範囲こそやや劣るがダオスレーザーでは捉えられない飛行系や地を這う小さな敵にも満遍なく当てられる上ダオスレーザーよりも消費TPが少なく、攻撃力を上げれば物理耐性の高いスケルトン・ゴーレム系統以外にはこれを連発するだけで大抵の敵を圧殺出来てしまう。 シリーズ主人公同士で見ても格差が見られる。汎用性の高い特技や強力な時空奥義を覚えるクレス、専用の特技が多くどれもが攻撃性能の高いリッドに比べ、スタンは中途半端な威力の昌術とこれまた微妙な汎用特技が中心で、数少ない専用特技も強いかと言われると微妙な域で、2人に比べると力不足感が拭えない。 そのためか、スタンのルーツのみ彼との好感度イベントで自動で入手できる機会があり、比較的序盤からスタンになりきる事が出来る(*13)。 スタッフもこれを意識していたのか、次回作でのスタンは覚える昌術が少なくなり、代わりに専用特技が増えたり強力な特技が実装され底上げされている。 自分なりの楽しみ方を見つけないと飽きやすい 上記のようにストーリー性が弱い上基本的にクエストの繰り返しとなり、所謂「お使いゲー」の要素がかなり強くなる。シリーズキャラクターを交えたやり取りもそれなりの数があるが、それらも全て見てしまうとストーリー・キャラ面での楽しみが尽きる。 これだけならば他のやり込み重視のゲームにもある事だが、本作の場合そのやりこみ要素についてもゲーム内でさほどプッシュされている訳でも、極限まで育成したプレイヤー向けの強力な裏ボスやエクストラダンジョンといった「目標」も用意されていないので、ゲームの流れに頼らずプレイヤー自身で楽しみ方や目標を作らないと、モチベーションが保てず飽きてしまう。 該当シリーズ作品プレイ済み推奨な一部イベント シリーズキャラクターが関わる一部イベントは歴代シリーズのファンを対象としている所があるため、知らない作品のネタを出されると全くついて行けない所も少なからずある。 会話イベントならともかく本編ストーリーでも一部のシリーズキャラクターの核心や過去が関わる展開があり(*14)、該当作品のストーリーを知らないと置いていかれがち。 シリーズキャラクターに関する「人物図鑑」があるが、最低限そのキャラクターを知る為の説明しかされていないのでこの辺を補完するには至らない。 コスチュームごとの定石が固められていて育成幅が狭め 効率を考えてプレイすると、どうしても付けるボーナスアビリティの選択肢はほとんど固まってしまうため、戦闘時の有利のみを考えるなら「ちからUP or まりょくUP」「しゅんそく(移動速度上昇)」「はやくち(詠唱時間短縮)」「TPせつやく(消費TP減少)」あたりで固定されがちで、用意されている要素に対して育成の実質な自由度は低い。 ボーナスアビリティが最初に付いた3つ以降は変更が利かないため、やることがほとんどワンパターンになってしまうという意見もある。 特に一部のシリーズキャラクターやナムコ作品のコスチュームは1着しか作れないため、この影響が大きい。 勿論、プレイスタイルによりけりな問題であり、考えなしにコスチュームを選択しても、育成さえすればクリアは充分可能。逆に選択の多さは効率度外視のやり込みにプレイにはもってこいとも言える。 敵が落とすガルドが全体的に非常に少ない 終盤の敵を倒しても大抵数十ガルド前後しか落とさない。システム上武器や防具に金をかける必要が無く、アイテムの値段も一部を除いて格安になっている等出費は少ないが、それでも普通に進めているとガルド不足に陥りがちになる。 ボスや一部シリーズキャラ、宝箱に擬態している「フェイク」系統の敵は比較的ガルドを落とすがそれでも50ガルドしか落とさず、フェイク系はどこに出現するか分からず強敵なためあまり効率が良いとも言えない。 しょうにんの「ちくざい」やサーチガルドといった金稼ぎのアビリティや特技もあるにはあるが一度に得られる金額がかなり少ない。クエスト報酬も最高で450ガルド前後が関の山で大抵は200ガルド前後、中には10ガルドしかくれないキャラもおり、通常入手できる金額がとにかく少ない。 その為、まとまった金額が欲しいならダンジョンの宝箱や敵からアイテムを盗んだりしてそれを換金するしかない。 比較的高い確率で盗めるルーツをまとめて売るだけで不自由なく回復アイテムをまとめ買い出来る程度には稼げ、少々時間をかければ特殊ルーツを売って万単位のガルドも簡単に得られるなどコツを掴めばむしろ成金状態になれる。しかし、不確定要素をメインの金策にしなければならないというのは問題である。 次回作ではストーリーの進行次第だが、雑魚敵でも3ケタ中盤の金額を落すようになり改善された。 周回プレイの引き継ぎ項目 本作は周回プレイが可能となっており、その際に所持ガルド・プレイ時間・各種図鑑のデータを引き継ぐのだが、コスチュームは引き継がれない。 そのため、クリア直前で友達のデータかもう1つソフト(とGBA本体・通信ケーブル)を買って、そちらに育てたコスチュームを退避させない限り、引き継ぎを行ってしまうとせっかく育成したコスチュームが消えてしまう。 もっとも、発売当時の本家シリーズにおける周回プレイでは獲得称号や料理熟練度、ガルド等が引き継がれない設定がデフォルトであり、その為か所持ガルドを引き継げる点も通信プレーのやりくりによるコスチュームの引き継ぎも当時の本家シリーズと比較して魅力的に映っていたのも事実である。 総評 本作の評価を支えるのはやはり携帯機でようやく実現した、「リニアモーションバトルシステム」によるリアルタイムアクション戦闘によるものが大きい。 そのためにストーリーを重視する人には大ハズレになってしまいかねないが、テイルズ オブ シリーズの特色であるアクションによる戦闘に魅力を感じている人にとっては「携帯機でもここまで出来るのか!」と思わせる程のものとなっている戦闘によって長くのめり込めるものとなっている。 また、クロスオーバー作品として見た場合も最近の作品に当たり前のように存在する優遇不遇の差、著しいキャラクター崩壊、踏み台といった要素が無いため、シリーズファンにとっては夢の共演がRPGでも実現したこととなり、歓迎された(*15)。 そのため、出演作品のファンであれば間違いなく楽しめるものとなっている。 しかしながら、繰り返しになるが、RPGとしてのストーリーの弱さはいかんともし難い所があるのは間違いない所で、この点だけは強い批判を受けることとなった。 逆に言えば、(RPGとしてはある意味邪道だが)アクションゲームとして割り切れればシリーズを知らない人でも楽しめる完成度にはなっていると言える。 続編 2005年1月6日に『テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3』がGBAに発売され、こちらは本作の3作品は勿論、その後発売された『デスティニー2』・『シンフォニア』の登場キャラクターを網羅し、発売された直後の『リバース』の宣伝を兼ねてか主人公のヴェイグ・リュングベルとヒロインのクレア・ベネットがゲストキャラクターとして登場する。 こちらはジャンルを「コスプレS-RPG」とし、複数のチームを組んでそれぞれを運用する形となったため、一度により多くのシリーズキャラクターを操作して遊べるようになったが、全体的に本作に比べて粗が目立つ出来となってしまっているため、否寄りで賛否が割れている。 なお、『3』でも本作の主人公であるフリオとキャロが設定は変更されたが主人公として登場し、本作の重要キャラクターが「『2』の設定のまま」でゲスト出演、更には『なりきりダンジョン』からディオとメルがなりきりショップ(*16)の店主として登場する。 余談 本作および次作のジャンル名がジャンル名なので、一部でネタとして弄り倒されることになってしまった。 内容的には間違っていないのだが、当時(現在もかもだが…)の「コスプレ」という言葉の持つイメージ故のことなのだろう。 2011年に発売した『マイソロ3』には、今作の住民たちが新規イラストでクエスト依頼人として登場している。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/981.html
テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3 【ているず おぶ ざ わーるど なりきりだんじょん すりー】 ジャンル コスプレS-RPG 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 128Mbit+64KbitEEPROMカートリッジ 発売元 ナムコ 開発元 アルファ・システム 発売日 2005年1月6日 定価 5,040円 プレイ人数 1人 セーブデータ 1個 判定 なし テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 システム 前作からの変更点 評価点 問題点 総評 その後・余談 概要 ナムコ(現 バンダイナムコエンターテインメント)のRPG、テイルズ オブ シリーズの各作品のキャラクターが一堂に会するクロスオーバータイトル、『テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2』の続編。ただし内容につながりはあまりない。 前作の参戦キャラに加え、『デスティニー2』『シンフォニア』のキャラクターが参戦し、本作発売の少し前に発売された『リバース』から主人公ヴェイグとクレアがゲスト参戦している。 戦闘システムは前作の「リニアモーションバトルシステム」を引き続き採用し、新たにシミュレーションRPGの要素も加えている。 システム 戦闘システム 戦闘システム自体は前作と同様だが、キャラクターたちを3人までのパーティに分け、それぞれをシミュレーションRPGのように目的の場所まで移動させ、モンスターと重なるといつも通りの戦闘に突入するというシステムとなった。 料理システム 1ターンに1回、持っている食材を使用し、HPやTP、状態異常を回復することができる。失敗することもあるが、使用するたびに成功率が上がっていく。アーチェやジーニアスなど、原作で料理の腕に関する描写があったキャラは、成功率にその影響が出る。 キャラクターの組み合わせにより何らかの効果を得られる「称号システム」。 主人公とヒロインで「ラブラブ?」、ルーティとリオン、もしくはロイドとクラトスで「ひめられたかこ」など、原作を知っていればニヤリとさせられるものが多数存在する。 前作からの変更点 属性ごとの基本コスチュームが全て削除され、基本コスチュームは夫々男女別の一種類のみとなった。 主人公2人(フリオ・キャロ)のレベルが「キャラクター個人」で固有するようになった。 前作では主人公2人のレベルはコスチューム毎に分けられており、中盤以降に新しいコスチュームを作成してから一線で活躍する為には個別にレベル上げをしなければならなかった。それが撤廃された事でコスチュームの運用がより楽に。 レベルアップに必要な経験値が100固定になった。 これにより、敵から得られる経験値及び取得計算式が抜本的に変更されている。 上位コスチューム制作時、素材となったコスチュームがそのまま残るようになった。 評価点 BGMの豊富さ。 前作よりもかなり増えており、追加作品である『デスティニー2』『シンフォニア』のものはもちろん、『エターニア』の通常戦闘曲は原作に合わせ2曲(*1)になり、闘技場で各主人公と戦う際にはその作品に関する印象的なBGMが流れるようになっている。 豊富なダンジョンマップ 前作では原作で印象的だったダンジョンを再現したマップが用意されていたが、本作はシミュレーションRPGの要素を取り入れた事により、原作マップを再現ダンジョンが大量に増えることになった。 更に豊富になったナムコ作品ネタ。 コスチューム「和田どん」「和田かつ」の技「たいこのたつじん」を使用することで、各テイルズ作品のフィールドBGMや、『リブルラブル』などのナムコの名作のBGMでナムコのゲーム『太鼓の達人』が楽しめるようになっている。 ちなみに後にニンテンドーDSで家庭用『太鼓の達人』シリーズが展開していくのだが、ある意味この「たいこのたつじん」は後のDSシリーズへの布石とも言える存在かも知れない。 「ドルアーガの塔」関連のネタも豊富で、原作主人公である「ギルガメス」やヒロインの「カイ」ラスボスの「ドルアーガ」のコスチュームも登場する上に、うち「ドルアーガ」は『デスティニー』から術技の種類が本作独自の物に変更されているという力の入れっぷり。 加えてクリア後の隠しダンジョンとしても「ドルアーガの塔」をモチーフにしたダンジョンが登場し、流石に全60面は無いがオリジナルを彷彿とさせるフロアの攻略法やアーケード版の物をほぼ忠実に再現したBGMから往年のファンはニヤリとするだろう。 更に『ゼノサーガ』シリーズより「KOS-MOS」のコスチュームも登場。同コスチュームはボイスこそ無いが、「X・BUSTER」等原作を再現した性能で戦闘で活躍する事に。 更に多くの敵サイドのキャラクターを操作できるようになった。 本作では前作で登場したダオス・セルシウス・ワルキューレの3人に加えて、前作のラスボスであるタナトス、『エターニア』からシゼル、『デスティニー2』からエルレイン&バルバトス、『シンフォニア』からユグドラシル…と原作で大きなポジションにある敵キャラクターに加え、本作オリジナルのボニー&クライドまで使用できる。流石に隠しボスの一体は使用できないが。(*2) 前作のダオス同様に敵専用だった「ジェノサイドブレイバー」や「エターナルファイナリティ」といった技も当然ながら使用可能である。細かな性能は本作準拠になっているが。 バルバトスに至っては、敵として対峙する時は原作でも行っていた各行動(アイテムを使う、防御する、魔法を使う)へのカウンター攻撃や打ち上げ・麻痺効果付きのタックルまで忠実に行ってくる。しかも本作は中級魔法以上は発動中戦闘が停止する仕様な為、カウンター昌術は原作と違い回避不能。カウンター昌術は詠唱中は無敵になるので阻止も不可能。 装飾品が2つ装備出来るようになった。 前作では1つだけだった為、純粋にキャラクター強化の幅が増えた。 レベルの上限が60から99になった。 敵が落すガルドが大きく増加した。 非戦闘キャラクターもゲスト多数。 『デスティニー2』よりオリジナルのディムロスとアトワイトが特定のマップで登場している他、シリーズ初代作のGBC『なりきりダンジョン』の主人公コンビのディオとメルがなりきりショップの店主として登場、そして当時の最新作であった『リバース』から主人公ヴェイグとヒロインのクレアもゲスト出演するというサプライズも。 問題点 主人公であるフリオとキャロの性格が前作と微妙に異なっている。 前作の彼らとは別人であるため問題ないようにも思えるが、わざわざ変更する理由が不明であり、評価は芳しくない。 移動システムがひたすら面倒。 冒頭でダンジョンではSRPG風に移動すると述べたが、一般的なSRPGとの完成度は雲泥の差(悪い意味で)。 SRPGで多く採用されているマス目の移動ではなく、キャラクターの大まかな行動範囲を指定するタイプな為、キャラを動かすだけでもやたらと面倒。しかも移動中に障害物に引っかかるとそこで移動が終わるという仕様がある為、これまたストレスが溜まる。 出演するキャラクターが前作よりかなり増えたため、前作のオーソドックスな操作では全員活かしきれない為このようなシステムを採用したと思われるが、完全にプレイそのものへの意欲を削いでしまう結果となってしまった。レビューでの批判もこれが大半を占めている。 肝心の『デスティニー2』『シンフォニア』のキャラのグラフィックがイマイチ。 売りであるはずなのに、この追加作品のキャラグラフィックがやたらと粗い。『エターニア』迄のキャラのグラフィックと見比べると完成度は一目瞭然で、彼等とパーティを組んで戦闘するとかなり浮いてしまう。 『デスティニー2』のキャラは動き自体はほぼ原作通りで滑らかに動くのだが、『エターニア』基準のグラフィックに落とし込まれたため原作よりもグラフィックが粗くなっている。 『シンフォニア』のキャラはモーションの枚数が少ないせいか、グラフィックが粗いだけでなく動き自体もどことなくぎこちない。 また、なぜか『ファンタジア』のすずのグラフィックが劣化している。 相変わらず『デスティニー』からの悪役キャラクターが登場していない。 本作では概要にもある通り、シリーズの敵サイドのキャラクター達も網羅しているのだが、容量の問題があったのかはたまたドット制作時間が足りなかったのか、何故か『デスティニー』からは一人も登場していない。 『デスティニー』の悪役は他作同様印象的な技を持ったキャラが多い為、非常にもったいないと言わざるを得ないだろう。 やり込み要素が薄い。 前作のボリュームややり込み要素に深みを与えていたボーナスアビリティ、修行システム、クエストシステムといった、やり込める要素が軒並み削除されている。 また、基本的にダンジョンの宝箱は位置が固定化した代わりに一度開けたら再入手が不可能になってしまい、ダンジョン探索の楽しみがやや薄れている。 ただ、上述の隠しダンジョンと隠しボスの存在や、シリーズ本編同様の料理熟練度上げも追加されている事から、やり込み要素自体は全く無い訳では無い。 戦闘システムが代わり映えしない。 音声がクリアになったという点は評価できるが、それ以外は全く変わっていない。新しいアクションが取れるようになった訳でも、独自のシステムが搭載されている訳でもない。ガードからの簡単な方向入力だけで済む「魔法攻撃をガード」「バックステップ」くらいは欲しかったところ。 一応、本作の登場キャラのうち『シンフォニア』出身キャラであるロイドとコレットは同作におけるマジックガード相当のシステムであった防御奥義が使用可能だが、オリジナルとは異なり通常の特技扱いで、使用の際には特技欄を圧迫してしまう。 他にも敵の耐性の扱いが前作より大雑把になってしまっている。無効以外にもダメージ減少などが設定されていた前作と異なり、耐性がある属性の攻撃は一律で無効にされてしまうようになってしまい、やたらと面倒になってしまった。 細かい点だが、『デスティニー2』以降のキャラのボイスが原作よりやや早口になっている。 ただGBAでは派手なアクションや複雑なシステムを搭載するのが難しかったかもしれない。また本作は戦闘よりキャラクターの共演を重視しているジャンルであるため、重要視されないことも多い。 歴代キャラクターの性能格差が相変わらず強烈。 前作からのキャラクターもスタンは一部の術が強力な特技に変わった、リッドの一部特技が変わった、キールとメルディに幾つか召喚術を覚えるようになった以外はほとんど調整されていない、また、新規キャラクターに関して言えば『デスティニー2』のキャラクターは軒並み強く、『シンフォニア』全般のキャラクターは弱いと言われることが多い。 威力の高い術技や秘奥義を多く覚える『デスティニー2』勢に比べ、『シンフォニア』のキャラクター達が覚える術技は軒並み微妙で、開発期間の関係かPS2版で追加された術技は一切無い。 秘奥義を使えるのはジーニアスの物が『デスティニー2』のエルレインと重複している(流用可能)点を考慮した結果なのかロイドのみで、GC版より更に少ない。コレットの秘奥義に至ってはオミットされている始末。前衛キャラが全員秘奥義を覚える『デスティニー2』勢とは雲泥の差な扱いである。 特にプレセアやリーガルは覚える術技が8~9個と少なく(通常は10個まで習得可能)、原作でのEXスキルによる補強も無い為、他キャラクターと比較しても目に見えて弱い。 ゼロスも覚える術技がどれもパッとせず、最後に覚える技がそれこそ中盤で覚えてもおかしくないような術「イラプション」…と典型的な器用貧乏キャラと化しているのに対し、原作では仕様上ほとんどの術技がゼロスと共通であったクラトスの方は強力な術「ジャッジメント」であるなど同じ出典でも差が酷い。 『デスティニー2』勢が非常に強いのは他にも理由があり、単純な術技の性能のみならず原作のSPや命中/回避率の概念が本作では存在せず、かつ技性能も本作準拠の物に変更されている事から、それに伴いあたかもリミッターが解除されたかの如く強力になっているのである。 特に、原作では重戦士キャラにもかかわらず命中の低さから物理攻撃役としてはほぼ起用されなかったロニはこの影響でかなりの強さを見せる。但し、秘奥義の前半部分に命中補正がかかっていなかったり戦闘が止まらないなど、原作準拠な仕様もそのまま引っ張ってきている箇所があるが…。 逆に、原作ではエンチャントでカスタマイズしてこそ強みを特に発揮していたナナリーはこの強みが無くなり、原作で覚えた上級昌術も覚えなくなった為、かなり微妙なキャラクターとなってしまった。 一方、フリオとキャロの衣装の場合は、単なる僧侶の下位互換でしかならなかった「ドクター/ナース」には成功すると詠唱無しで唱術が発動する「でんきショック」が追加されたり、特技が逃走系しかなく役立たずだった「あそびにん」にも「猪・鹿・蝶」等の技が追加されそれなりに戦えるようになったり、魔法使いと能力が被っていた「おどりこ」もクラースの如く精霊召喚に特化した性能に変わったりと、主に強化や差別化が図られた物が多く、歴代キャラとの性能差が顕著になる事に。 一部キャラクターの性格改変 シリーズでも人気の高いボスであるダオスやバルバトスがしょぼい小物に踊らされるという点は批判を受けた。 リオンとジューダスはどちらかしか仲間にできない。 彼等の設定上、両方仲間になるほうが不自然ではあるのだが。一応フォローしておくと、主人公がなりきることで両者を同時に使用することはできる上に、登場するダンジョンでは某BGMをバックに二人が共闘を果たすという、ファン必見の演出も登場する。 総評 前作からキャラクターが多数増えたもののやり込み要素は多数減少してしまい、加えて難の多い移動システムやキャラクター性能の顕著なばらつき等、それ相応のフォローの乏しいままいたずらに風呂敷を広げ過ぎた故の粗が目立つ出来となってしまった。 良作と呼べるクオリティとは言い難いが、かと言って全く楽しめないほど崩壊している訳では決して無く、根幹の部分は前作の長所をしっかり引き継いでいる為、シリーズファンならば一度手に取ってみる価値はあるだろう。 その後・余談 『なりきりダンジョン』シリーズは本作で終了し、以降はハードをPSPに移し『レディアント マイソロジー』シリーズが制作されることとなる。開発は本作と同じくアルファ・システムで、シリーズキャラクター共演という本作の特徴を受け継ぎながらも、大量のボイスやストーリーの強化など、GBAよりはるかに多い容量を生かした作風となっている。 本作のTVCMは前作同様プロダクションI.G.によるアニメーションが使われているが、『デスティニー』のOPでハブられていたマイティ・コングマンが堂々と登場している事が原作を知るファンの間で話題になった。
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/1604.html
今日 - 合計 - テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン3の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時20分40秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/24925.html
ジョン 概要 汎用的な名前なので複数のシリーズに登場するが、全て別キャラクター。 登場作品 + 目次 デスティニー エターニア デスティニー2 TOPなりきりダンジョン TOPなりきりダンジョンX アビス ゼスティリア 関連リンク関連項目 被リンクページ デスティニー 性別:男性 声優:石川英郎(ドラマCD、PS2版) 漆黒の翼のメンバーの一人、大食らいのジョン。グリッドを「おやびん」と呼び慕う。 ▲ エターニア 性別:男性 声優:石川英郎(アニメ) 漆黒の翼のメンバーの一人、黒豹のジョン。グリッドを「おやびん」と呼び慕う。 ▲ デスティニー2 性別:男性 通り名やグリッドをおやびんと慕うのは同じだが前作とは別人らしい。 ▲ TOPなりきりダンジョン 性別:男性 旅巡業のサーカス団団員。足を骨折中のピエロ。 ▲ TOPなりきりダンジョンX 性別:男性 声優:中川智美 チェスターに育てられている子どもの一人。いつもおなかを空かせている。 ▲ アビス 性別:男性 声優:中村千絵 エンゲーブからアクゼリュスにいる父のところへ遊びに来ていた時に崩落に遭い、ルークたちの目の前で液状化した大地に飲み込まれる。 ▲ ゼスティリア 敗残兵狩りの子供の一人。 ▲ 関連リンク 関連項目 被リンクページ + 被リンクページ キャラクター:TOPなりきりダンジョン キャラクター:デスティニー キャラクター:デスティニー2 システム:おまかせ名前 ▲